右手と共に

右手の役割を広範囲にわたりお伝えしたいと思っています。

ギックリ腰のお手当法

ギックリ腰をしたときどう対処すればいいのでしょうか?
この仕事を始めるきっかけになったのが、ギックリ腰でした。


対処の仕方をしらず、1年半あまりびっこを引いてあるいていました。若いので自然に治ると思っていましたが現実は違いました。


一度緊張した筋肉はそう簡単には自然に元には戻らないのです。


ギックリ腰の原因は腰にはありません。お腹に原因があります。今暑いので冷たい水・ジュースなどを好みますが、内臓疲労のためにお腹が硬くなってくることが一つの原因です。


内臓の根っこは腎です。この腎が疲労を起こすと、大腰筋が動かなくなります。すると起立筋とのバランスがとれずギックリ腰をおこすのです。


この時腰部をいじると余計に悪くなります。
お腹を温めて足首をよく回すことをお勧めします。


そして、左ギックリ腰であれば左鼠径部を圧してください。
右ギックリ腰であれば右鼠径部を圧してください。


これで楽になります。

内臓疲労と宿便

80代女性、歩くこと寝がえりを打つことも大変な方
便秘症 ・・・・症状多数あり


高齢の為に歩くことさえままならない方がおられます。このような方は内臓機能が低下しています。


体の歪みがとれて来ると深い呼吸ができます。事実その方は息苦しさが絶えずあります。本人曰く心臓が悪いと・・・


初回の施術を終えて帰られてから
大量の便が出てきたと二回目に来られたとき語られました。


代謝をあげ、体内酵素の活性化を促進したいためにミネラルの補給を指導しました。


その後、次回の来院のときに語られた内容は
通常の便が出た後に軟便が出て来ると語られます。以前は無かったことです。これは宿便です。


この日の施術は体の変化のスピードが速く胸の歪みがとれ随分落ち着きました。


ご高齢の方には内臓強化の為に塩・カルシウムを始めとしたミネラルの重要性と体がどのように汚れを出してゆくのかを説明する必要があるなと改めて感じました。


今、大量の汗がでます。このような時に減塩をしますと、脱水状態でも喉の渇きを覚えません。


なぜなら、のどが渇き水を飲むと体液の塩分濃度が薄くなるからです。体は脱水よりも体液の塩分濃度を維持することがより重要だからです。そのような時の自然塩をとると喉の渇きを覚えます。


ミネラル不足は何を持っても補うことはできません。是非ともミネラルバランスのとれた自然塩を摂取して自己脱水を改善してください。





















何故腰がまがるのか?年のせいか?

漁村に住む人と、山の中で生活する人の身長がどれくらい若いときと比べて縮むのか調査したデータがあるそうですが、山間部の方と漁村の方を比べてみると漁村の方は背があまり縮まないのだそうです。


これは食生活の違いですね。私も海岸沿いに住んでいたので小さい時から魚をよく食べています。骨もだいたい丸ごと食べます。


カルシュウムは圧倒的に量が必要なミネラルです。他のミネラルは不足すると病気になりますが、カルシュウムが不足すると死んでしまいます。



カルシュウムの人体生理に於ける働きは多様です。ありとあらゆることに関与しています。血液のペーパーを維持しているのもカルシュウムです。血液のペーパーが狂うとすぐに雑菌がわき死んでしまいます。


カルシュウムが不足すると骨からカルシュウムを取り出し血液のカルシュウム濃度を維持しますが、不足した体では血液以外の体液はカルシュウムが不足し酸性化してしまいます。


筋肉で言えばカルシュウムイオンが細胞を出たり入ったりして筋肉の収縮を起こすのですがこれにも影響を及ぼすことは当然です。


高齢になりますと腎機能の低下が根底にあり、ミネラルの吸収が上手くできないと考えられます。


東洋の五行の考えでは腎膀胱は塩辛みで調整するとあります。ミネラルで調整するとあるのです。


今の、農業は循環型の農業ではないために、ミネラルが戦後すぐの食品栄養のデータと比べると10分の1以下になっています。
農業では水に溶けやすいミネラルを十数種類しか使っていません。水に溶けずらいミネラルが生理活性に必要なのですがこれが今の野菜にはほぼありません。


循環型の農業が広がって行くことが私たちの健康と直結しています。若い農業従事者に期待したいです。


それと、腰の曲がった人の特徴は
昔から腕っぷしが強かった方が曲った方が多いです。男女をとわずです。


曲った方をよく観察すると重たいものを持つ時に必ず息を吸って力を出しています。100%です。
正しい腕の使い方を指導するのですが腰の曲がりの大きい人程できません。腕っぷしだけ使い力をだす癖があります。


全体を使っていません。
そのような、体の使い方をしている人の腰を見るとすぐにわかります。へっぴり腰みたいな腰なのです。これでは大変だと体を診て心配になります。

負荷をかけた運動

無意識に体をコントロールしている錐体外路系の動きをいかに治療に応用できるのでしょうか?


一つの動きの形を作ります。その形をそのまま、相手に維持してもらい、術者が負荷をかけます。


この時は呼気の動きに合わせるような運動を再現させるのです。


錐体外路系を利用したとき驚くほど、体は変化します。
日々の施術を通して実感しています。


股関節痛で夜も眠れない程の痛みも数回負荷をかけただけで痛くなくなるのです。時間にすれば数分です。信じられますか?


来られた方には、運動の方法を細かくお伝えしていますが、練習して体の動きを観察して来られる方はごく一部の方です。


努力する人は少ないのです。


一番熱心は方は二時間半かけて治療にこらる方です。その方が来られると一番緊張しながら施術を行います。


真剣勝負なのです。責任があるのです。


その方は生まれつき股関節が悪い方です。波打つように歩かれていました。痛みの為に手術も決意されたところから御縁がありうちに通うようになられた方です。


今は杖なしで歩きたいと言われています。波打つ歩きも指導して動かし方が理解できるたびに改善しています。その変化は理解した途端に改善するのです。




本人は先天的な疾患がこんなに改善するとはといわれます。先天的といわれる内容が問題であると考えますが、一つだけ言えることは本来、生きている限り、元の状態、本然の状態に体は戻りたがっているのです。


本来、手技は二次的な治療で在り、息と動きに対する理解、深慮・悟りが根本治療と考えます。


来られている方は是非、運動処方に対して体と対話しながら反復練習をして頂きたいです。これほど素晴らしい治療はありません。


そして、動かしながら感じた事、疑問点を次回来られた時にたずねていただけたらと思うのです。


私自身も成長していることを感じます。日々、導きを受けて理解が深くなっています。感謝する事も多いのです。施術中に悟ことも多いし、歩くときに感じることも多いのです。私の使命分野であると思っています。

右の手

右手の働きは求心力
それは、一つになろうとする力である。


右の手が動くとき
円を描いて一つになろうとする。


私たちの体は中心を求めて近づいていく。


その軌道は地球と同じ回転である。


相手との関係に於いても右の手から力を出すとき中心があり、そして一つになろうとする。


右の手から力を出すときそのように動くのです。