右手と共に

右手の役割を広範囲にわたりお伝えしたいと思っています。

立ち上がる時の重心変化

しゃがんで立ち上がる時、呼吸の仕方によって、重心の位置が変化します。


何故そうなるのか?


呼気と吸気では違うのです。


それは、人体の動きは息ととても関係があるからです。


呼気、吸気により、中心の回旋する方向が変化するからです。これはとても面白いことです。そしてとても大切なことです。


何故なら、中心の動きに同調した方が楽だからです。


以前、目を閉じて目玉を右に左に向けて息の状態を説明しましたが、意識するということは呼吸ととても関係があります。


体を動かすときにどこを意識するのか?


どのようなイメージを持つかという事は動きにおいて大きな変化をもたらします。

寝てから立ち上がるとき痛む腰

仰臥位から立ち上がるとき、最大の力をだします。
右回りに立ち上がるのか?
左回りに立ち上がるのか?


これは体の癖だと思います。


この時、左回りに立ち上がるときは呼気がよく、左回りに立ち上がる時は吸気にて立ち上がると痛みが軽減します。


お試しください。


しゃがんでから立ち上がる時も息の仕方により、重心はことなります。


よく観察してみてください。

股関節変形症の特徴と原因を探る

胸部の特徴
胸を開くに対して胸を張るといいますが張った胸が特徴であります。横隔膜を探ると必ず短縮している。特に肝臓側にその傾向が強くでます。右は内肋間筋・外肋間筋ともに短縮しており、左は外肋間筋が短縮している。


横隔膜が短縮した状態では足を挙げる力は発生しません。上がらないので波打つ歩き歩きをするのです。


原因は
右手の使い方の間違いから来ています。右手のみを単独で使ったためです。部分で力を出そうとすれば吸気にて行いやすいのです。そこには臀部の回転は起こりません。


ですから、右手の正しい使いか方をマスターする必要があります。


腰部の特徴
一言でいうとへっぴり腰です。起立筋が緊張しすぎています。腰にアーチができずに腰が真っ直ぐに起き上がっているのです。


原因
腰を固めて力を出したからです。腹直筋を中心として腰を固めてしまったのです。


原因
波打つ歩きをする時に変形した足を挙げたいので腹直筋を使うのです。大腰筋の代わりに腹直筋を使うのです。大変変形した方達の特徴です。このような方は随分以前からこのような特徴のある歩きが習慣化しています。



わるくなった股関節の反対側の腕の動きを修正して歩きを勉強する必要があります。それと右手の使い方の勉強です。


施術に於いても運動に於いても錐体外路系を通して改善していくこととが重要と考えます。そしてその動きを無意識の動きまで反復練習することが必要と考えます。痛みとは違和感は施術を通して直に改善・消失しますが動きの道理を理解しマスターしなければ、また痛みが出て来ます。


臀部と脚の特徴
臀部に於いては仙骨部の多裂筋・起立筋
大腿に於いては外旋筋群が
下腿に於いては腓骨筋が動いていないのが特徴です。


原因は足の反しが行われず力を出したからです。歩くときに狂ったのではなく、腕を使うときに狂ったのです。つまり右手利き腕の使い方の間違いにより起こったのです。


腹部の特徴
胃 小腸 大腸 全て腑になります。これも皮膚と同じ外側の臓器です。力を出すときに人は腸を捻じっていることを感じております。それぞれの募穴に硬さがあるのです。腕に於いて一番疲労するところはどこでしょうか?その筋肉は腕橈骨筋です。それで大腸の曲池が胃の三里と同じように緊張するのです。体の歪みを整えるのによいツボです。


お腹を固めずに力を出さなくてはいけません。呼気にて力をだせばお腹は固めません。腸はねじれません。


股関節変形症で悩んでおられる方は
手術以外にないのか?何が原因であり、どうすれば解決するのか。根治の道を探しておられることと思います。


もっと深く知りたいこと、質問などあればメールしてください。股関節のみならず、五十肩、膝関節の痛みなど原因が必ずあります。原因が分かってこそ改善ができるのです。メールはninjincrabu@kjb.biglobe.ne.jpとなります。

脈から診た体の診断

人迎脈とは頸動脈部分をいいます。
寸口脈とは手首部分の脈をいいます。


体を上下に分けて、上半身の血液の流れは人迎脈、下半身の血液の流れは寸口脈となります。


健康な方は上下右左が均等に流れています。


人迎脈と寸口脈を調べて人迎脈が強ければ腑の病気つまり、寸口脈が強ければ臓の病気となります。


そこにある痛みの原因を知るに於いて一つに参考になります。内臓が原因の痛みであれば、寸口脈が強くなるのです。この時、その原因が六臓にあるので改善には少し時間がかかります。


食事、運動、色々と完全していかなければならないでしょう。


六腑にある病気の中に筋肉も入ります。体の使い方が悪くて痛んだ場合です。この時は人迎脈が寸口脈に比べて強くなります。


腑の病気の中に風邪がありますが、鼻風邪は胃腑と大腸腑の弱りであり、咳風邪は三焦腑と胆嚢腑の弱りから来ており、節々が痛くなる風邪は小腸腑と膀胱腑から来ております。



体の歪みをとるために頑張った後に風邪をひきます。体の歪みをとれる力を持った人は風邪を引くのです。施術後に風邪を引くのは一つの体の反応です。
風邪はストレスです。



体の陽経絡に発生する筋肉の硬結はストレス絡みの痛みともいえます。



上下右左の脈を調べて一番大きい脈が病気の脈です。そしてその脈にも、形があります。弦脈 毛脈 ‥‥など


上下右左がバランスがいいかチエックしてみてください。

右の手の動き

右の手を使う時、重心は丹田にあります。
丹田を中心として、対象の位置関係をつくるのが
左脚となります。


左の寛骨は前方回旋を起こしながら腰が入り、右の寛骨は後方回旋を起こしながら腰がわれます。左は上方向の力、右は下方向の力、縦方向の力が上下で交わるとき丹田を中心として回旋をしております。


右の手を使うには左足が〇(神闕)から▢(丹田)に荷重されながら動く必要があります。


右手の動きの間違いを修正できなければ股関節痛から解放されないとみます。



右手は左脚をつかい動かすのです。