痛みをどう考える
慢性的な痛み
絶え間ない違和感
原因はどこにあるのでしょうか?
痛みの原因を探していくとその痛みの箇所とは
ほとんど関係ないところにあります。
例えば、五十肩にての痛みは、無理をして挙げているから、無理をしている筋肉が疲労して痛みとして出ています。
それで、その痛む箇所をマッサージなどしてほぐしてみても、その時は気持ちがいいのですが、ほぐれたぶんだけいいのですが、相変わらず動かすと痛むのです。
疲労が蓄積しているので無理が効かないのです。
この五十肩を根本から解決するには腰の回旋異常を起こしている所を改善する必要があります。
左肩の痛みであれば反時計回りの動きが無理なくできるように改善してあげると肩の痛みは根本から解決します。
では、膝の痛みの原因はどこにあるのでしょうか?
体の重みを仙腸関節の動きで受け止めているのですが、ここが動かなくなるともろに膝関節のみで体の重みを受けることになります。
各関節が重みを分散する仕組みがありますが、これが上手く働かないとき、体重が膝関節に異常にかかりますそれで無理をして膝が痛むのです。
そして、膝の場合は胃経絡、脾臓経絡ラインの筋肉がおかしくなっていますので腹部の胃経絡の改善が先ず必要です。
それは、腹筋を柔らかくするという事です。
胃そのものも硬くなっている場合も多いので、この胃も改善しないと膝はよくなりません。
多くの方の痛みを運動という観点から観察しますと、円運動ではなく直線的な運動が主体となっています。
例えば腕を真っ直ぐ前方に伸ばすときに手首が回転しながら伸びた時は腰も回っていますが、回転しない直線の動きのときには腰はまわりません。
腰、手首、首、足首 すべてにおいて回転しています。
症状のある方はこの回転運動がなくなっているという事実を発見します。
動きの本質は回転運動なのです。
しかし、症状をお持ちの多くの方は回転運動ではなく直線の運動になっています。
直線の運動は間違っているのでお知らせとして痛みがでるのです。
ですから、痛みがある人はそのことを良く理解できないと痛みをなくすために痛み止めを使ったりします。
痛みはお知らせであるのです。
体の声を正しく理解していけば、全ての痛みは元に戻るのです。
各関節は以前も書きましたが、五臓六腑と関係がとてもあります。
手首は肺・大腸
肘は心臓・小腸
股関節は肝臓・胆嚢
肩関節は心包・三焦
膝は脾臓・胃
足首は腎臓・膀胱
例えば同じ野良作業をしても、ある人は手首が痛みが出たり、ある人は肘に痛みがでたりします。
それは、五臓六腑と各関節が関係があるからです。
人は持って生まれて五臓六腑に虚実があり、無理がきく臓器と無理ができない臓器、生まれながらに胃が弱い人もいれば、肝臓が強くてお酒によない人もいます。
それで、肝臓が無理した時には股関節に違和感がでたり、のどがかれたりとその五臓なり六腑なりが主管する部位に痛みがでるのです。
これも、お知らせです。
痛みを通して
改善ができるのです。