右手と共に

右手の役割を広範囲にわたりお伝えしたいと思っています。

変形性股関節症 原因

「手術以外に痛みからの解放はないのか!」股関節の痛みに悩む人はとても深刻です。
その原因はどこにあるのでしょうか?


原因そのものにアプローチしないと改善・根治は望めません。
股関節節の方の胸の状態・形状は共通しております。


肋間筋(肋骨と肋骨の間にある筋肉)と横隔膜が短縮しているのです。これが隠された原因の一つです。股関節と全く関係ないと思われる箇所がすがここに原因があったのです。つまり、胸周りです。


詳しく説明しますと、肋間筋の短縮により寛骨(骨盤)が胸の方に引き上げられます。内側においては横隔膜の短縮により大腰筋が上方に牽引されます。そのために寛骨が前方回旋を起こします。


つまり、寛骨が上に上がり、前に倒れた状態になります。そうなると股関節を取り巻く靭帯は緩んでしまうのです。つまり股関節は亜脱臼の状態になってしまうのです。


 体は亜脱臼を防ぐために股関節周りの筋肉を緊張させ大腿骨頭と臼蓋に押し込もうとします。(錐体外路の働き)


本来は寛骨と大腿骨頭の正しい位置関係により、靭帯が引っ張られ骨頭が臼蓋に押し込まれ正しく収まるのですが、二次的な方法で筋肉の力を使い押し込もうとします。


そのため、絶えず股関節を取り巻く靭帯は緊張状態に置かれてしまいます。これが臀部腰部の痛みの原因でもあります。股関節の痛みは腰の違和感として始まるという事なのです。


この股関節の緊張のために大腿部は外転を起こします。これがO脚の原因です。股関節痛はO脚を伴っています。


従いまして全く関係ないと思われる横隔膜と肋間筋を正しい位置に持っていくと骨盤の歪みが正されて痛みが軽減・消失します。


では、どうして肋間筋と横隔膜は短縮してしまったのでしょうか?


それは、息と体の使い方の間違いにより短縮してしまったのです。例えば息を吸いながら力を出しているときは間違った動きをしているのです。よく観察しますと、そういう力の出し方をしているのです。


 ですから、正しい息と体の使い方を通して股関節の痛みは根本から改善します。


 運動療法を理解していただければ自己治療ができるのです。病気に対する自立です。自分が作った病気を自らの力で治せたらどんなく素晴らしいでしょうか。


また股関節周りの筋肉の緊張のために血流が阻害されますし、リンパの流れも著しく低下します。このために於血が発生します。


つまり、血液と体液の酸性化です。於血の中和の為に周りのカルシュウムが溶け出していきます。


これが変形を促進します。脾臓経絡が弱い方は赤血球を壊す力、痛んだタンパク質を分解・処理できず於血の処理ができません。


そのため痛みは脾臓経絡・胆経絡上によく現れます。


根本は運動療法にて解決します。

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