右手と共に

右手の役割を広範囲にわたりお伝えしたいと思っています。

しばらく歩いていると脛が痛くなってきます。どうして?

それは足が着地する時に股関節の真下にこなくて
前の方に着地しているせいです。


それで脛が痛くなるのです。
正解に表現すると前脛骨筋です。


身体は前に進もうとしていますが、着地面が股関節より前なので絶えずブレーキをかけている状態です。


これは坂道を下っているようなものです。
理論的に考えてもロスの多い歩き方です。


運動におけるその原因は大腰筋を使っていないからです。
大腰筋を使って足を挙げると股関節の真下に足が着地します。


そしてこの大腰筋を正しく使うには腕の振りかたが問題です。つまり、腕の振りが多くの方が間違っているのです。


簡単に説明しますと手の甲を前に向けて歩くのです。
そうした時に大腰筋をつかって歩き出すのです。


手の甲が横を向いて手を振っては、足を挙げる動きは正しくありません。


歩くときに着地がどこに来ているのか是非、調べてください。


脚の伸展屈筋を解放するのは手の屈曲伸筋の動きにあります。
これが分からないと治療できません。


動きの中にある息の法則を理解してこそ全ての痛み、痺れ、マヒ、運動の不具合が改善されます。


正しい動きができれば瞬間にその症状は無くなるのです。
長らく改善しない症状をお持ちの方は時間がかかるのではとよくいわれます。


何回通ったから改善するのではなくその動きができた瞬間に改善するのです。一瞬です。


今まで何十年と間違った体の使い方をしていた方に正しい動きを伝えることに苦心します。
今はすこし伝えるコツがわかりました。
ですから、覚えが速いのです。


正しい動きを覚えられるたびに体が変化していくのがすぐにわかります。


重心が後ろに来ました。
親指に力が入ります。
足裏が痛くなくなりました。
息が吸えます。
お腹が引っ込んだ時に息が出ています。
筋が伸びました。


一回の動きで分かるほどに体が変化します。


痛み、コリ、‥‥症状をとるのは簡単です。
症状がでない動きをマスターして頂くことが根本です。


動きの中にある息の法則を理解していくことが
治療の本質です。

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