右手と共に

右手の役割を広範囲にわたりお伝えしたいと思っています。

腕の中心はどこ?

体の中心は呼吸により変化していることは以前書きました。丹田と神闕が中心になりますが、腕の中心はどこでしょうか?


腕の先、手の指は五本です。五臓と関係あるのか?五本です。親指は肝臓と関係あり、小指は腎臓と関係があります。経絡で考えると肺・大腸 心・小腸 三焦・心包の経絡が走行しています。


指で言えば薬指が中心です。この指でないと決まらないのです。薬指を肘の方に押してみてください。どの指よりも決まります。他の指ではきまらずズレてしまいます。


この薬指に流れ込んでいるエネルギーは三焦経です。三焦とは上焦・中焦・下焦を合わせて三焦といいます。コゲルの焦です。 


燃えているので焦げるのです。
それで燃やしエネルギーをつくる所が三っあるという意味で三焦です。上焦は肺があり、酸素が入ってきます。中焦は胃があり炭水化物を吸収するところで炭です。下焦は小腸があり脂質の吸収で油です。


酸素・まき・油です。


命を懸けて戦う場合があるとき、武者震いをしますがこの経絡が働きエネルギーを供給するのです。
供給するとき体が震えるのです。


三焦経絡の始まりは丹田です。中心の力が三焦経絡に流れ込むのです。三焦経絡の原穴が陽池になります。
この陽池に力を集める時は中心に力を集めることになるのです。


集めるためには手を反す必要があります。返したとき腰が回ればどこにも力みがない状態です。
 腹に力が入っていないか?
 足の裏に力が入ってないか?
 肩に力が入ってないか?
 頭に力が入ってないか?
 考え過ぎていないか?


右手は器用なので、右手独自で腕を動かしているのです。腕だけで動かす場合は部分の力になるのです。部分の力を持っては力を出すときに吸う場合があるのです。


物を引き寄せる時に吸うのです。


右手の解放するためには三焦経絡をよく理解し陽池を理解し腰が回る事を理解していく必要があるのです。


2018/2/24    快晴

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