右手と共に

右手の役割を広範囲にわたりお伝えしたいと思っています。

施術考察 股関節の痛み

体の動きからその症状を考察する。つまり、可動域をみるわけですが、顔が時計回りしずらい場合は、右足か左手の動かし方に間違いがあると考えます。


反対に半時計回りがしずらい場合は左脚と右手の動かし方がわるいと判断するのです。


上半身に痛みがある場合は下半身の操作により改善し、下半身に痛みがある場合は上半身の操作により改善します。


人体構造に於いて右手は特別に主体の位置にあり、右手の使い方が全ての四肢に影響を与えていますので、この右手を中心としての操法は特に重要であると考えています。


最近、右の肩甲骨周囲筋の本質的な動きの構造がより深く理解でき、歩きに於いて、また右手の使い方に於いて実際に動かしてみると、この理解で間違いないと確信がもてることがありました。


それは、前鋸筋と菱形筋は同一の構造であり、動きにおいて拮抗関係ではなく協調関係にあり本質は一つであるという内容になります。


起始停止の動きだけではないもっと深い構造があることが理解できました。


何のことかと思われると思いますが私としてはとても大切なことでした。


胸の形は人によりさまざまですが、前後につぶれて息ができない方がおられます。


また、右胸の後ろの端の曲がりが自然でなく異質な方もおれれます。まともに呼吸もできず、横隔膜の動きも極端に少なく便秘なっている方も多いのです。内臓の機能低下を起こしています。


胸の形状が本然の位置から遠く離れた方に上記の理解した内容をとうして操作してみるとみるみる変化していくのです。


人の体の不思議を感じます。理解した分だけ治せるし操作もでるのだと改めて感じます。


右胸周りの操作はより本質的な改善となり、右手の使い方が運動療法の中心の位置をこれから占めていくことになると思います。


それはいかにエネルギーを投入するかに関する事だからです。呼吸で言えば呼気になり、どう力を出すかという内容になります。


右手の解放が治療の本質となります。

×

非ログインユーザーとして返信する