右手と共に

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糖尿病

糖尿病について *ずっと前に作った資料です。参考に
 糖尿病の原因はどこにあるのでしょうか。原因のない病気はありません。東洋医学では脾臓の病気とされています。脾臓の経絡と肝臓の経絡は足の親指に流れ込みます。ですから糖尿病患者は足の親指から腐りはじめるのです。
 脾臓が病んだ人は胃を丈夫にしなければなりません。胃を丈夫にするには少食にすることですが、胃が病んでいる人は意外と食欲もあり、胃が丈夫だと思っています。しかし、満足することが分らず食べ過ぎていることが分らないのも胃が虚弱なせいなのです。
 ですから糖尿病患者は胃と脾臓を丈夫にするために穀類と中心として良く咀嚼をして、穀類から出る甘味を胃に送らなければなりません。東洋医学では甘味の調整で脾胃を健康にしていくのです。
 また、肝機能低下に伴う糖尿病があります。食べたものは最終的にはブドウ糖にまで分解されますが血液に過剰に増えるとそのブトウ糖をグリコーゲンとして肝臓に貯えるのです。不足すればブトウト糖にまた戻し、血液に送り出します。これを糖新生といいます。
 肝臓疾患の方は肝臓内の酵素の働きが円滑になるように陰性の酵素と補酵素を不足なく摂取して肝臓の機能を解決しなければなりません。
 それと、お酒の飲みすぎ、ストレスなどの問題を解決していかなければなりません。
 次に薬害から来る糖尿病があります。血圧の薬を飲むと薬害により数年後には必ず糖尿病になるのです。何故かと言えば血球の大半をしめる赤血球の大きさは普通7.5μですが血圧降下剤を服用するようになると9μと大きくなるのです。全血管の9割以上ある毛細血管の大きさは5μです。正常な大きさの赤血球がやっと通過する程の大きさです。
薬の副作用のため9μに膨れ上がった赤血球は5μという毛細血管の中を通り抜けることが難しくなるのです 。
赤血球はテニスボールのように変形しながら毛細血管を通過するのです。そのさいに酸素を細胞内に送りこむことが出来るのです。細胞の中に糖分をおくりこむのがインシュリンの働きですが酸素がなければ糖分を燃焼することはできません。
つまり、細胞は酸欠におちいり糖分を燃焼することが出来ずにいるのです。
ですから、血圧の薬を飲む人は疲れやすくなるのです。細胞レベルで疲れるのです。
現代医学では糖尿病をⅠ型Ⅱ型と分類しています。Ⅰ型の糖尿病はインシュリンの量が生まれながらに少ない人です。先天的な内容が大きいといわれています。問題はⅡ型の糖尿病です。Ⅱ型の糖尿病はインシュリンの多すぎるぐらい出ているのです。その人たちにインシュリン系の薬を出しますが、インシュリンが出ているのにどうしてそのような薬をだすのでしょうか。理論的におかしいのです。
 糖尿病の検査項は
空腹時血糖値(FBS)         正常値 110g/dl以下
 HbAlc(グリコヘモグロビン)    正常値 4.3~5.8%
 尿糖定量               正常値 3~35mg/dl
 インスリン(IRI)          正常値 4.0~9.2マイクロユニット/ml
となっております。
 皆さんも血液検査の結果に一喜一憂されることと思いますがインシュリンの検査項目はどうでしょうか。そのような検査は受けたことがないのではないでしょうか。
 Ⅱ型の糖尿病の方はこの数値が正常値より高い人が多いのです。インシュリンが沢山あるのにインシュリンを打たなければならないとはどういうことなのでしょうか。治療の方法に疑問が湧いてこないでしょうか。
 インシュリンはあるけれども活性化していないことに問題があるのです。なぜ、活性化してないのか原因を調べて問題を整理することが根本的糖尿病の解決になるのです。
現在のアメリカの状況からインスリン分泌があるのに血糖値が高い患者の比率が90%もあることから、糖尿病はインスリン不足以外の要素があるかもしれないとの研究が1990年より進められており、その点とミネラルの一つのクロム不足との関係があきらになりました。
 その結果糖尿病の主原因が、インスリンの機能を増強する物質があって、その物質が不足することが発症の主原因との考えがでてきたのです。日本の臨床研究では、栄養素不足による糖尿病研究がなく、このGTFクロムを認識するドクターは、米国留学経験を持つドクターにかぎられています。
アメリカで始まったミネラル毛髪検査(体内の栄養バランスを調べる検査)では、糖尿病の方はクロ二ウム、亜鉛など健康な人と比べると明らかに少ないのです。クロ二ウムは60%も少ないのです。このような研究からインスリンの機能増強活性物質の問題が化学的栄養学として考えていなければならない課題といえましょう。
インスリンの機能増強活性物質はミネラルではクロ二ウム・亜鉛が問題であり、必須脂肪酸ではオメガ-3系列のαリノレン酸などが問題でしょう。インシュリンはホルモンでありホルモンの原料はコレステロールです。このホルモンを活性化させるホルモン様の物質がオメガ-3系列の油とオメガ-6系列の油のバランスにあるのです。現代人はオメガ-3系列の油が昔から比べると1/8の摂取量になっています。ですからこの脂肪酸のバランスを正す必要があります。
 最後にホルモンと心は密接な関係があります。
過剰なストレスを肉体が受けると、肉体はどんな反応をするのでしょうか?ストレスとは交感神経が強く働く状態です。その正体は副腎髄質ホルモンとして知られているアドレナリンの作用なのです。その作用は、皮膚、粘膜の血管を収縮させます。その他、血圧を上昇させたり、肝臓や骨格筋のグリコーゲンの分解を促進し、血糖値を上げます。また酸素の消費量を高めます。この状態が維持すると、血液が酸化し、血液の循環障害が全身に起こり、筋、骨格、内臓まで硬直させるのです。事実、慢性的なストレスがある人は血糖値が高くなるのです。病は気からといいますが現代人はストレス社会の中に生きています。心の状態とホルモン(インシュリン)は密接な関係があります。


ここまで説明してきましたように糖尿病は
① 脾臓の問題
② 肝臓の問題
③ 薬害の問題
④ インスリンの機能増強活性物質の問題
⑤ ストレスの問題
と多くの要因が絡んでいます。
つまり、糖尿病疾患をお持ちの方は総合的な観点から考えていく必要があります。
ここで一つ糖尿病になるプロセスを紹介します。
 長年冷え性であり40代になり血圧が高いということで血圧の薬を飲み始める。血圧の薬を飲みなじめてから体が疲れやすくなってきた。50代になり糖が出始めて糖尿病の薬を飲み始める。食事は食べ過ぎることはなくバランスよく食べているほうである。やがて、尿から蛋白もでているので腎臓の薬がふえた。このごろは眼もうすくなりなり、足のもむくみもきつくなってきた。病院からは利尿剤もだされる。
 ずいぶん気をつけている方でまじめな人です。血圧が高いということで血圧の薬を予防のために飲む方は多いのではないでしょうか。冷え性は病気ではありませんが、東洋医学では未病のなかにはいります。つまり、上下の血流のバランスが崩れたわけです。この時に足湯をして血流のバランスを改善したならば血圧は高くならなかったのです。上半身だけ血液が回れば当然腕の血圧はたかくなります。
 血圧の薬を飲み血圧は改善しましたが、一つ一つの細胞に栄養と酸素が供給されなくなります。つまり、細胞レベルで機能低下を起こすのです。血圧を上げてでも全身の細胞に栄養と酸素を送りたくて血圧を上げているのにそれを薬の力で抑えてしまえば当然のこととして栄養不足として疲れるのです。全身の代謝異常つまり、糖尿病になるのです。
 全身の血液に糖分が多くなれば赤血球が凝集を起こし、血管壁を傷つけていきます。腎臓は毛細血管の集まりですから当然腎臓に無理が来るのは当然で腎臓の検査結果が悪くなるのは当然のことです。
 数種類の薬を飲むことで肝臓が疲れれば目がかすみます。腎臓の機能を肝臓が肩代わりして血液を浄化しようとしますが機能低下が進めば湿疹、浮腫みも起こります。そこで利尿剤をつかえばますます薬害が増えるのではないでしょうか。
 緊急を要する時は必要な薬も長く服用すると必ず副作用があるのです。薬の解説の本を調べるとどの薬も肝臓・腎臓のところに副作用が記載されています。東洋では肝・腎(心)要といいますがこの肝・腎を強化するにはもっと、自然なやりかたに戻していくべきではないでしょうか。
今回の勉強会を通して本治療法と標治療法を勉強され健康管理にお役立てください。

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