ある変形性股関節症と向きあう
右腿の前側の痛みが強くて外科の先生に相談。
股関節の軟骨も少ないと言われている。
痛みがある所は大腿直筋の起始部 左腰部の起立筋
痛くてたまらないと言われる。
数年前に手術を勧めれる。
動きの観察と姿勢を観察
腰が横倒れをおこして左に傾いていること
これは右大腰筋が緩んでいる為
何故、大腰筋が緩んでいるのか?
それは、横隔膜が縮んでいるからです。
その場で脚ふみをして頂くと
右仙腸関節が動かない。右腰が浮いて歩くのが観察
仙腸関節に触れて確認するとロックしている。
内臓からきているのか?
腹部に硬さはあるが原因ではない。
もう一度足踏みして頂き動きを観察
右足を伸ばすときに息を吸っている
正確に表現すると肩で息を吸っている。
これが右仙腸関節のロックの原因です。
手技にて歪みを正して仙腸関節のロックした状態を改善しても、横隔膜の短縮を改善しても浮いた腰は改善しません。
運動の間違いを正すために息と動きの法則をお伝えしました。
しばし練習
ナンバの足の動きの練習
お辞儀の練習
普通歩きの足を挙げる練習
みるみる仙腸関節がゆるんできます。
簡単な運動なのですが、なかなか難しいと言われます。
今までの息と動きが逆さまの動かし方なのでシックリこないのです。症状の原因が間違った息と動きにあるからそうなるのです。
この運動をマスターしたら、
ナンバの足で手の使い方を練習していきます。
どんな内容か
8つあります。手の動きを分解した動作です。
最近、開発しました。
右腕前方挙上同側重心(主体的運動)
左腕前方挙上同側重心(対象的運動)
右腕後方挙上同側重心(投げる動作)
左腕後方挙上同側重心(投げる動作)
右腕後方挙上対側重心(投げる動作)
左腕後方挙上対側重心(投げる動作)
右腕前方挙上対側重心
左腕前方挙上対側重心
全てナンバの息の法則でなりたっています。
今までの運動療法をもっと単純化していますし、理論的にも分かりやすく動きを構成しています。
腕の使い方が改善したとき、股関節の違和感がどのように変化するか楽しみです。
そして、この運動を通して腕の土台となる胸の形状・横隔膜がいかに股関節を始め、全ての症状の元になっているのかよく理解できると思います。
あたたかい一日