右手と共に

右手の役割を広範囲にわたりお伝えしたいと思っています。

健康管理は血管の管理から

細胞の形が血管を形成していますが、その細胞内のミネラルと細胞外のミネラルバランスを比較すると
細胞内カルシウムが1とすると細胞外カルシウムは10.000
細胞内マグネシウムが2 細胞外マグネシウム1
細胞内カリウムは5 細胞外カリウムは1
細胞外ナトリウムは1 細胞外ナトリウムは10の
割合になります。
            
塩分の取り過ぎと血管の収縮の関係はどのようになっているのでしょうか?
塩分といっても、その成分は多様です。
化学塩もあれば自然塩もあり、
またそのミネラルのバランスも重要です。


何故、塩分の過剰摂取が血管を収縮させ、血圧を上昇させるのか?
そのメカニズムはこうなります。


ナトリウムとカルシウムの交換の仕組みになります。


細胞の外からはカルシウムは簡単に入ってこない体の仕組みがありますが、ナトリウムはたやすく入り込みます。過剰なナトリウムは細胞の働きを悪くするためにナトリウムを排泄させるために、カルシウムを中に入れます。


カルシウムが出入りすることが筋肉の収縮のメカニズムなのですが、血管の筋肉でこういう現象がおこると、筋肉の収縮がおこり、血管の内部が狭くなる。その結果、血圧が上がる。このようなナトリウムとカルシウムの交換が、血管の収縮、更には狭窄、高血圧へと導く仕組みをうみ出しています。


ここで問題は私は塩の質によると考えています。化学塩が問題です。自然な塩はかなりの量が入ってもこのような状態にはならないと考えます。


ミネラルはバランスだからです。


血中のカルシウム濃度が血液のPHを左右します。このPHが狂うと人は亡くなります。それで亡くなるまでこのPHを維持する仕組みがあります。


仮に血液の中のカルシウムを1とすると骨には1万 細胞内には1万分の1が存在します。
カルシウム不足になると、副甲状腺ホルモンが夜寝ている間に出て来ます。そして骨を溶かします。サラサラと溶ける音が夜聞こえるかもしれません。


例えると0.9しか血液にカルシウムがないとすると副甲状腺ホルモンがでてきて不足分の0.1のカルシウムを蓄えている骨から引き出すのです。このとき問題は0.1だけ溶かすのではなくそれ以上に引き出すのです。


すると、血中のカルシウム濃度は上昇します。多すぎるカルシウムは血管に沈着して動脈硬化の基礎となります。


血管については、カルシウムの不足が原因で、副甲状腺ホルモンが骨からカルシウムを引き出し、これがいっぱいになって、血管の筋肉に入るという現象


ナトリウムをたくさんとりすぎたために、これが細胞の中に溢れ、交換にカルシウムを引き入れるという二重の仕組みで、高血圧をおこすという、結果を生んでいます。


この現象は5歳ぐらいの子供から始まっていると言われています。カルシウムが入りっぱなしは筋肉を縮めるので、体が硬い人はカルシウム不足のために血液のカルシウム濃度を維持するのがやっとで体液までカルシウムが行き届かないのです。


ミネラルのなかで一番大切なのカルシウムとなります。他のミネラルが不足すると病気になりますが、カルシウムが不足すると死にます。


それでカルシウムを骨に蓄えているのですが、カルシウムが不足すると骨はスカスカ、スカスカの骨は変形します。


動脈硬化の引き金はカルシウムの沈着から始まります。それは血管の弾力がなくなることを意味します。


弾力がある血管は上下の血圧の割合が11対7の割合になります。血圧の上が150とて下の血圧が95の時は、だいたい11:7の割合になります。


この時は動脈硬化はおこっていません。そう判断できます。


この差が11:8になると既に動脈硬化が始まっています。


どうするのか?
質の高いカルシウムが必要になります。イオン化したカルシウム、牛乳などを飲みますといきなり血液のカルシウム濃度が高くなり、体はカルシウムが多いと判断してカルシウムを排泄させる仕組みがあります。


小魚、海藻、大豆、のりなどカルシウムが多いので酸味と一緒にとると吸収しやすいのです。


カルシウムを適切に摂取したとしても腎機能が低下していては吸収しません。
それでよく歩き腎機能を高めて挙げる必要があります。
歩くとお日様に当たるのでそれも理に叶っています。


動脈硬化の一つの原因がミネラルのアンバランスとカルシウム不足から来ています。
もう一つの動脈硬化の原因がコレステロールとビタミンⅭ ビタミンpの問題になります。この仕組みがわかると健康管理つまり管の管理ができます。


つづく

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