右手と共に

右手の役割を広範囲にわたりお伝えしたいと思っています。

緑内障の対策(眼圧について)

昔作成した資料です。緑内障の原因が何かを述べています。部分的な血流障害と全体的な血流障害を問題に作った資料です。以下参考になさってください。


緑内障の対策(眼圧について
房水
 房水は角膜と水晶体の間の空間を満たしている透明な液体で、角膜と水晶体に栄養 を運んでいます。房水は毛様体で生産されます。そこから後房にしみ出た房水 は瞳孔 を通って前房に流れ、最後は前房隅角という所から吸い込まれて出ていきます。
 房水は2時間もあれば完全に入れ替わります。房水の排泄が悪くなって眼圧が高く なるのが緑内障という病気です。
 房水は毛様体に流れ込む毛細血管の血液を原料として造られ、また血管内に吸収されているのです。


緑内障の原因は血流のアンバランス
体を動かす気・血のバランスを正すことが根本療法となります。部分的な治療では治りません。
 以前私の所に急性緑内障になった方がこられました。もともと、この方は冷えがあり坐骨神経痛のある人でした。このような方は腎臓と胆嚢の虚弱な方です。そして、事情を聞くと正月からお酒を飲みすぎてこのような症状がでたというのです。


 現代の生理学からみて肝臓と血液には、深い関係があります。肝臓は人体で最大の臓器です。重さは1.3~1.5Kgで全体重の2%強に過ぎませんが、肝臓に流れる血液量は安静時で何と心臓の拍出量の28%もの血液が流れ込んでいるのです。(ちなみに脳の重さは全体重の2%弱で流れる血液量は約15%です。)そして28%の血液量の1/4は肝動脈からで、残り3/4が門脈からの血液です。門脈からは消化管で吸収された栄養が肝臓に送られ、様々な化学変化が行われ全身に循環して行きます。


 ポンプ作用を行っているのは心臓ですが、最も栄養豊富な血液が集まっているのは肝臓で、血液循環に関してお互いに協力しあっている訳です。
 栄養は肝臓で様々な代謝を受けます。そして、血液内の成分は肝臓の働きにより一定に保たれ体全身の組織に行き渡ります。眠っている時には、肝臓に血液がたくさん集まるのが理想です。(寝る前に頭を使ったりすると十分に血液が肝臓に還らないので不眠になります)日中、身体の各器官が働く為には血液が必要です。
肝臓からの栄養豊かな血液は全身の組織に循り、それらの組織を働かせるエネルギーの元となります。特に、目・筋(腱・靭帯)・爪は他の臓器に比べ「肝」とより密接な関係があるとされています。


ここにストレス(肉体的ストレス・精神的ストレス)があるとここに流れ込むはずの血液量のアンバランスが生じるのです。体全体の気血の量を100とした場合、お臍を中心として左右上下に四等分すれば右上半身が25・左上半身が25・右下半身が25・左下半身が25となる人が健康な人です。
五臓六腑に病気が侵入するとここのバランスが崩れるのです。つまり、上記の方の場合、右目が急性緑内障だとすると、全体の気血のバランスは右上半身が45・左上半身が15、右下半身が25左下半身が15となります。右目の方に気血が多くなり、眼圧が上がったのです。


このように考えると元々少し弱いところに、肉体的・精神的に無理をして五臓六腑に虚実が生じ気血のアンバランスから眼圧が上がったということです。これが緑内障の原因です。
特に上半身の血流が多い方は胆嚢の疾患となります。このよう場合は肝臓の強化と胆嚢の強化をし全体の気血のバランスを取る為に胆嚢の経絡を二穴寫し、肝臓の経絡を一穴補すればよいのです。
またこれが左目の緑内障ならば、それにあわせて、血管の動脈硬化を改善していく必要があります。(別紙を参照)


また、歯周病のため菌の侵入によりコメカミ部(海綿体)の血流障害によりおこる場合があります。この時は歯周病の改善をしなければなりません。具体的には資料「カンジタ菌が病気の原因」を是非読まれてください。


身体全体の血液障害によるものとコメカミ部の血流障害による異常が緑内障の原因と考えられます。全ての病気は毛細血管の流れのいじょうであるからです。


結論
緑内障は全体の血流の流れを改善することが大切です。
そのために、
第一には脱水症を改善する為に生水を飲まなければなりません。(生水を体重の1/30のむこと)
第二は体の軸を整えること(体術的運動と整体)
第三は五臓六腑の虚弱なところを調べて四象医学による食事の改善をはかる。


健康管理のポイントはその人の穴を見つけることから始まります。
高血糖により静動脈吻合が痛んでいるのか?
生水の摂取量が少なく右から左に血液が流れずに右の頭部に熱が集まり、血流障害が起こっているのか?この場合左の臓器の虚弱も共にあるということです。
以前から冷え性であるのか?
体の使い方が二点間であり三点間の使い方をしていないためなのか?
さまざま原因がありますがその原因さえ改善できれば必ず良くなると確信しております。

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