右手と共に

右手の役割を広範囲にわたりお伝えしたいと思っています。

手技考察 再考1 股関節その他

昔の考えと今を比較、再考して整理したくてこれから書いていきます。今の考えを色文字で


横隔膜の緊張が股関節痛になるのです。


これは間違いない。



股関節の改善について必要な事は体の使い方と息の仕方であります。
体の使い方の基本なんでしょうか?それは体を動かすときは伸筋を使うということが基本です。ここを間違えると全て直線の動きになります。


直線の動きは終わりがあり二点間のうごきであります。体は三点間の動きで動かすのです。主体・対象と中心が決まれば三点間の動きとなります。これが動きの基本なのです。病気・症状をお持ちの方は必ず二点間の直線の動きになります。直線の動きは部分の筋肉しか使いません。



ここで動きの基本・・・歩くことを考えてみますと足を蹴る動きは屈筋の動きで間違いです。地面を蹴る動きを意識する。また足を上げることを意識する事は屈筋を意識した動きとなり間違いです。間違いなのです。


伸筋を使い足を動かすと疲れません。ナンバの歩きになるのです。腕を動かす時はナンバで腕を使わない限り部分の筋肉を使ってしまいます。これが問題です。腕をつかうときは必ずナンバの動きとなります。


先日は5時間半あまり歩きました。歩くという基本的な動きを体を観察しながら歩いていますと体が歪んだところに荷重がかかり痛くなります。それで歩きながら色んな所を操作して体の変化をみていくのが勉強の時間になります。それで身体の奥深い仕組みが紐解かれていくのが楽しくそれは施術の操作の基本となります。


疲れない歩きはナンバです。


今は、手足の動きが逆転しているので普通歩きからナンバ歩きをすると筋肉がほぐれるのでいいと考えています。そして、それは歩く時は右手を休め、手を使う時は右手主体になるからだと考えています。


ハイハイ歩きが直立した時がナンバの歩きなので物をつかむという動作はハイハイ歩きの腕に体重が乗った時の動きなのです。それで腕の使い方をする時にはナンバの使い方となるのです。


股関節の治し方…原因と結果という観点から考えると一番影響を与えているのは横隔膜の緊張と弛緩であるといえます。ここにアプローチしない限り完全なる改善は不可能であると言えます。
別の観点から言えば右手の使い方・・言い方を変えれば利き腕の使い方の間違いから来ております。間違った体の使い方が横隔膜の弛緩と緊張を起こしているのです。


股関節の痛みをお持ちの方の胸の状態を見てみますと胸の形は共通しています。この胸の形を再現してみるなるほどと体で実感します。この状態が寛骨を歪め骨頭が正しいポジションに来ない理由なのだと分かります。


従いまして横隔膜を中心とした治療をしないとなおりません。
ご自分で股関節を治したい方は二つの運動を実践してみてください。9割の方はこの方法で大丈夫です。何故、9割かと言いますと多くの体の歪みは皆共通しているためです。今まで見てみた方で逆さまのかたはほぼいないので9割と言いました。また全くいないわけではないのです。



 左腕を左肩に前から回します。その時左ひじが前にきます。そして首の付け根から大椎の下側、背骨の横に手をおき上方でやや斜め左側の方向に肘を下げて方の皮膚を引っ張るようにします。その状態で歩いてください。歩いているうちに右の骨盤(寛骨)が整ってくるのがわかります。歩いているうちにわかります。


脇を締める時は吸気がよく、左足は挙がってるのが良いのでそのリズムで歩いてください。

文章だけでは難しいかもしれませんね。


今はもっと効果の高い立位での腕立て伏せを指導しています。


股関節の改善・・・バイクのアクセルを回す動きが股関節の改善のうごきです。バイクのアクセルを吹かすように棒を水平に固定してブンブンをアクセルを吹かすように手首を反してみてください。股関節が楽になっているかもしれません。いや、事実楽になっているのです。この動きは股関節の痛みにあっているのです。100回、200回と続けてみてください。必ず結果がでます。なぜなら横隔膜が整うからです。


左と右では息の使い方が違います。左股関節の人は右手をたくさんやります。右股関節のひとは左手をたくさんやります。息と会わせるコツがあるのでお近くの方は直接指導を受けてください。文章では分からないし間違ったら反対に悪くなってしまいます。


日常生活の動きで股関節を改善する。
台所の立ち方
右利きの方は左足を前にして重心を左足におきトントントンと包丁を使ってください。すごく楽に使えますよ。そして体と対話してください。押しながら切る時が右の骨盤が整います。痛みが改善しています。よく観察して体と対話してください。必ず楽になります。


モップ掛け
の時も左足を前にして右手にモップをもち、右手を前に出すときは必ず左足に重心を持って来てください。この時は右手は押すときに内回しにします。そうすれば骨盤が整います。必ず改善します。自分で作った歪みは自分で治すのです。自己治療が基本です。自分が作った癖が体を歪めてしまいます。癖直しは無意識の運動でしなければ整いません。考えてやる運動では癖はなおらないのです。


歪みのあるまま体を鍛えるのはよくありません。体操には強化体操、柔軟体操、矯正体操があります。矯正体操は無意識の体操で体の反射を利用した体操なのです。
調子の悪い時は、体の歪みが分かります。歪んでいる骨格を意識して戻そうとしても元に戻りません。無意識の運動でないとできません。錐体外路系の改善ですね。


股関節と体の重心
意識したところに重心は行きます。人はいくつも意識できません。どこに意識を持っていくと楽に歩けるのでしょうか。楽に歩けるところを探してみましょう。いろんなところに意識をもっていき歩いてみましょう。体の対話してみると色んなことがわかります。症状の取り方は体が教えてくれます。
痛みとは宇宙の法則に反しているので痛みがでるのです。体の動きは三点間の動きです。中心と主体 対象です。中心が意識するところです。痛みはありがたいのです。この動かし方では宇宙の法則jに反してますよと痛みを通して知らせているのです。
体の中心は丹田と言いますが、丹田を意識するあまりお腹を固めている方がいます。これは間違いです。丹田には上丹田・中丹田・下丹田があります。
レオナルドダヴィンチの有名は絵がありますが、四角形の中に手を広げています。円の中に手を広げています。これは体の重心が四角と円では違うことを指しています。ここに体の重心があるという事です。点 四角 円となります。


紙の上に砂をまき周波数を変えながら震動を与えると点から四角それかあ円ができます。四角は力を出す姿 円は力を吸収している姿ともいえます。四角は男性を表し円は女性を表します。四角から円が生まれるのです。点が中心ですね。


体の動かし方は宇宙の法則から来ているので宇宙に流れる不変の法則を悟る時動きが変わるのかもしれません。
まずはよく理解することだと思います。


歪みの傾向
多くの方の歪みのパターンは
左横隔膜の短縮・左大腰筋と起立筋の共縮
右横隔膜の短縮・肋間筋の共縮




から来る

右大腰筋の短縮が多くの方の歪みだと考えます。
この歪みのパターンがほどんどではないでしょうか


体が緊張する。
それは交感神経の緊張から来ています。頑張って力を出すかたは緊張しながら体を使っています。その時は屈筋を使い操作する事が大切ではないでしょうか。


脈診によると人迎脈と寸口脈を調べ、人迎脈が寸口脈に比べ大きければ病気は六臓六腑の府の病気であると言われています。
腑の病気の時は陰経絡を指圧するとあります。


交感神経の緊張をとるためであると思われます。操作する方向は起始部がいいのです。腑の病気の時は反対に陽経絡の刺激となります。その時は寸口脈が強いのです。

最も脈が強いところに病気が侵入しているとあります。左右四か所で判断するとあります。
腑の病気とは体の外側の症状になるのです。皮膚・筋肉・六腑の症状です。息を吸いながら力をだせば体は緊張します。寒いと更に緊張します。体を縮めるからです。


ちなみに風邪の症状は腑の病気です。鼻水風邪は胃腑と大腸腑の病気、節々が痛くなる風邪は小腸腑と膀胱腑の病気、咳風邪は胆嚢腑と三焦腑の病気でそれぞれ治し方が違ってきます。
鼻水風邪には甘みと辛みの薬剤 関節が痛くなる風邪は苦みと塩辛みの薬剤 咳風邪は酸味と渋味の薬剤となります。話がそれましたが、人迎脈が強い方は屈筋の操作があっているのです。


色々と研究してみますと腿の所は大腿二頭筋短頭の外旋操作起始部がよく、上腕においては上腕筋の起始部内旋操作が体を変化させます。体が緊張している時は腿は外まわし、前腕は内回しをやってみてください。


話は風邪に戻りますが、鼻風邪は暖かいお湯に黒砂糖と唐辛子を入れて飲めばよく、咳風邪は、ヤクルトにレモンを入れて飲めばよく、節々が痛くなる風邪は、コーヒーに塩を入れて飲めば簡単な処方となるます。


朝起きて鼻水が良く出る方は胃と大腸が疲れているので朝食の代わりに温かいお湯に黒砂糖ハチミツをたくさん入れて食事の代わりに飲んでください。大匙5~6ぱい位入れて飲んでください。このとき胃は働きません。血糖値があがり空腹感はないのでこの間胃を休めることができます。
しばらくすると鼻水が出なくなります。このお手当は膝の痛みがある方も有効な処方です。胃の緊張感が腹筋を硬くして仙腸関節をロックさせてしまうからです。従って左膝の痛みにはとても有効です。



膝痛
農家の方に膝の痛みは胃から来ているのですよと言いますとよくわかりますと答えられ「実は以前私は正座ができなかったのですが胃を手術してから正座ができるようになったのです」と答えられました。
20代の方でも膝の痛みの為に膝を折る事が出来ない方がおられます。これも左膝です。原因を探してみると職場におけるストレスのために胃が緊張しているという事でした。腹部を触ってみますと左側に鉛筆の太さの硬結があるのです。
若くても膝が痛い方は胃の緊張を摂る必要があります。職場から逃げることもできないし・・・いろいろな生活環境があるとおもいます。心の平安はどこからくるのでしょうか。
究極的にはこの問題だとおもいます。答えは知っているのですが探してみてください。


手技考察
体の歪み
左大腰筋の緊張が根であり、横隔膜を牽引している
右横隔膜の緊張が根であり、大腰筋を牽引している
そして対角線の右三焦経絡とけと左短経絡がそれぞれ短縮し体の歪みをほどけにくくしている。左膈と右大腰筋は共縮していない。

人により逆さまになっている人もいます

三焦経絡の出発は丹田である。体の使い方の基本は手の三焦経絡の使い方である。それと心包経絡の膻中中丹田がそれぞれ体の使いかたの中心である
左膈 右大腰筋の短縮は分かりやすいが、左大腰筋 右膈かもっと深い短縮を陽経絡と共に作り上げている。
深く研究してみるとそのことを感じるのです。
隔肝の間から病気が始まり隔肝の治療にて全てが治ると言われた沢田先生の言葉を考え、左三焦経の陽池をとても大切にされている事を体の使い方を通して考察してみるとツボの意味がよく分かります。
ここに心包経の起始部報告の操作が絡んでくると手技を通して感じております。



腹圧は横隔膜を牽引してリラックスさせる。カエルの腹を叩くと暴れなくなる。腹圧はリラックスさせます。気持ちが落ち着かない時、お腹を軽くたたいてみてください。


2018/3/4      イノシシ解体の翌日

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