春に出やすい症状
春は木気が主管する。春の始まりは冬至からです。
日が長くなるからです。
それで、冬至のときに小豆とカボチャを炊いて食べるのです。
小豆は酸味の食べ物で木気をもっています。カボチャは甘みがあり、酸味を中和してくれます。
すぐれた昔の人の知恵です。
肝臓の働きは体を緩めることです。それで肝臓が痛んでしまうと緊張感が取れず、我知らず腕に力が入ってしまうのです。
力を抜こうとしても抜くことができません。
緊張感が抜けないまま夜を迎えると眠れません。
不眠は肝臓からきます。
春、木の気、肝臓、胆嚢、色は青、感情は怒りこれが春の関係です。
● 春に出て来る症状
* A型、C方肝炎(B型肝炎は例外)
*体臭が酢つぱくて生臭い
*風が苦手
*舌苔が生えて、口が苦い
*むかついたり、消化がよくない
*理由なく痩せている
*筋肉痛、筋肉痙攣がある
*こむら返りがよく起きる
*横腹がズキズキして痛む
*ため息をよくつく
*疲れやすく、常に緊張状態にある
*涙が出やすく、目が重く、目がかすむ
*頭の横の頭痛
*喉がかすれ、痰が多く、喉に異物感がある
*喉が堅くなり、痛みがある
*扁桃腺炎がある
*顔に青筋が入り、鳥肌のような皮膚
*夜明けに腹痛がある
*肋膜炎がある
*筋肉腰痛(腰が堅くなり、前かがみになれない腰痛)がある *薬指に異常がある
*夜尿症がある
*斜視になる
*手の爪、足の爪が厚く縦にスジがある
*寝言をいい、歯ぎしりをする
*便秘
*夢遊病
*ひきつけ(子供)がある
上記の症状は肝臓と胆嚢腑が悪くなる時の症状です。
春は一番肝臓が働く時期なので酸味の食べ物がいいのです。
酸っぱい味の食べ物です。
野菜ではニラです。
豆では小豆、ささげ、
穀類では麦類・ソバです。
肝臓病には麦飯がいいのです。
肉では鶏肉が酸味です。
体の緊張感がとれず食欲がない時は、鶏がらからだしをとり料理に使うといいと思います。
体を緩める力が強いのは梅酒です。
人と合い緊張が続く場合は梅酒がいいのです。
ビールは麦を発酵した飲み物なので本来は肝臓にいいのです。
本当のビールのことです。
今はそのようなものは少ないのではないでしょうか?
ニラ・リンゴ・柑橘系を入れて朝、ジュースを作ってもいいと思います。
ニラはとにかく肝臓にいいです。
自家栽培しておいたらいいと思います。
体の歪みからから言えば肝臓疾患の方は息が吸えません。吸えないので吸う治療をします。
何時も息苦しく吸えないことを自覚している人もいます。
どうして、息が浅いのか自分でもわかるのです。
そのような人は手の足の陽経絡が緊張しています。
吸う治療をすると
右足が長くなります。そのように感じるのです。地面に足の裏がぴったりつきます。
そのような右足にならないと息は吸えません。
以前書いている。肝臓のツボを参考にしてお灸をしてみてください。
右足が変化します。
2018/3/18 夜