右手と共に

右手の役割を広範囲にわたりお伝えしたいと思っています。

当院の病理観と施術

 光と空気   水と食物 
1、脱水症状を改善する
慢性疾患を患っている方の多くは脱水症状をお持ちです。その原因は利尿作用があるカフェインの入った緑茶・コーヒーの過度の飲用があります。カフェインは利尿作用があるために水分補給とはなりえません。また利尿作用があるお薬(血圧降下剤)の問題もあります。


もう一つの原因は自己脱水といわれている症状です。これは塩分の補給が極端に少ない場合に水分を補給すると血液中の塩分濃度を維持できないために、脱水症状であるにも関わらず喉の渇きを止めてしまう仕組みです。水1.5リットルに対して塩大匙一杯いれて飲んでみてください。かなり辛いです。これが血液の塩分濃度です。血液を血潮といいますが正に海水です。この塩分濃度がなければ生命活動が維持できません。脱水症状にも関わらず喉が渇かないのは塩分の摂取量が少なすぎるせいです。
海水からつくった自然塩は化学塩よりも体に優しくかなりの量を入れても問題ありません。


2、酸素不足を改善する。36.5度の方には病気がない。
 病気の方は体温が低いのです。それは熱を発生できない状態にあることを意味します。何故、熱が出ないのでしょうか。体内の燃焼機関が故障しているためなのです。食物連鎖の始まりは植物の光合成により水と炭酸ガスと太陽の光によりブドウ糖が作られます。ブドウ糖(C⁶H¹²O⁶+光)には光のエネルギーが蓄えられています。動物は植物を餌にしていますので私達が食べる動植物は最終的にブドウ糖の形にまで分解されます。そして酸素を用いて燃焼してゆきます。するとまた水と炭酸ガスにもどります。その間に太陽のエネルギーが体の熱になります。
 このとき息が浅く酸素不足の状態では不完全燃焼となります。この燃えカスが蓚酸であり、一酸化炭素です。蓚酸はリウマチの痛みの原因であり、また各関節の痛みの原因となっています。腎臓結石はシュウ酸カルシウムです。この蓚酸から一酸化炭素が発生します。この活性酸素は遺伝子を傷つけて癌の原因となっています。


 呼吸には内呼吸と外呼吸の二つがあります。外呼吸は私たちが普通に理解している肺における酸素と炭酸ガスの交換です。内呼吸は各細胞に酸素を届け、炭酸ガスを回収することです。この二つの呼吸を改善する必要があります。


内呼吸これは栄養の問題です。呼吸酵素を始め各種体内酵素を活性化しなければなりません。そのためにはミネラルと補酵素であるビタミンの摂取の問題があります。圧倒的に不足しているのは水に溶けづらいミネラルです。現代農業は水に溶けやすい17種類のミネラルしか使用していません。
体内酵素(タンパク)の中心核に水に溶けづらいミネラルは収まって初めて活動する酵素となります。なんと一秒に9万回働くのです。多様なミネラルが不足すると体内酵素は働きません。代謝(消化 吸収 分解 排泄)は生命活動そのものです。


次は外呼吸の問題です。息が浅い原因は間違った体の使い方にあります。驚くべきことに呼吸筋のみならず体を動かす筋にもそれぞれ吐くときに使う筋肉と吸う時に使う筋肉にわかれます。詳細はこの紙面では語ることは不可能ですが、息と体の使い方が間違った時に体が歪むのです。この体の使い方の癖が全ての疾患の土台となっています。従って外呼吸を改善するために息と筋肉との関係『息の構造』をよく理解し、手技にて、もっと本質的には運動療法により改善していく必要があります。当院の施術の主眼はここにあります。この療法は当院オリジナルです。どこにもこの理論 病理観はありません。この法則を『動きの中にある息の法則』といいます。


内呼吸と脱水症状を改善するのは簡単です。しかし外呼吸の問題は歪みと直結しているために厄介です。何故なら体の使い方の癖が歪みの原因だからです。本当の動かし方とどこが違うのか患っている本人は分かりません。(仕草の癖ではなく、動きの流れの中にある息の構造からくる動きのことです。)
ましてやそれが、リュウマチや心臓疾患 変形性股関節など各疾患と関係があるとは夢にも思っていない方が多いことでしょう。しかし、これこそがもう一つの隠された原因なのです。その与える影響は想像以上です。


当院では歪みの原因がどこから来ているのかという本質的な問題に取り組んで研究してきました。そして一つのある法則を発見しました。それは息と筋肉との関係性の中にありました。また呼吸筋の中にも驚くべき発見をしました。原因の無い疾患はありません。当院は息の構造の中に原因を探り施術しております。

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