呼吸法 呼気が先か 吸気が先か
呼気は副交感神経
吸気は交感神経 どちらが働くのでしょうか?
呼吸処方というのがありますが、
寸口と人迎のところの脈の強さにて
人迎が寸口より強ければ 吸うを長く
反対であれば、吐くを長くと処方します。
それは臓と腑とどちらに病気があるかの違いにより
そうするのです。
人により意識をする息の方向が違うのです。
運動と息を観察すると
呼気の時は内側を意識したほうが
カラダが動きやすく
吸気のときは外側を意識した方が
カラダが動きやすいのです。
意識したラインの反対側は反射にての動きになります。
そして意識したラインに神経を集中して行う
吸気も呼気もどちらも交感神経が働きます。
つまり、呼気だから副交感神経が働くというのは
間違いです。交感神経が働くこともあるのです。
そしてそれは、一般に言われている筋が
全て呼吸の一方と完全に決まっているのではなく
相対的な関係となっているためです。
吸気 間 呼気 これが
本然の位置関係ではなかと感じています。
すると吸気が最初です。
相撲では忍呼吸だ といわれているそうです。
ここ一番で息をとめることにより、集中力を高めることです。
この時力は丹田に集約されます。
何をためるのか吸気です。力の始まりは吸気なのです。
腰を強くするためには吸気を強くすることです。
私は施術をするときに散々呼気の動きをしていますので、
呼吸法にて息を長く吐くことはやりたくありません、
カラダがそれを要求していません。
それで、エネルギーを高める吸気運動に力をいれています。
病気の方が力を高めるために吸気を中心とした施術が
効果が高いのです。日々の臨床によりそれは確認できます。
吸気を中心とした呼吸と運動が大切だと感じております。