脈から診た体の診断
人迎脈とは頸動脈部分をいいます。
寸口脈とは手首部分の脈をいいます。
体を上下に分けて、上半身の血液の流れは人迎脈、下半身の血液の流れは寸口脈となります。
健康な方は上下右左が均等に流れています。
人迎脈と寸口脈を調べて人迎脈が強ければ腑の病気つまり、寸口脈が強ければ臓の病気となります。
そこにある痛みの原因を知るに於いて一つに参考になります。内臓が原因の痛みであれば、寸口脈が強くなるのです。この時、その原因が六臓にあるので改善には少し時間がかかります。
食事、運動、色々と完全していかなければならないでしょう。
六腑にある病気の中に筋肉も入ります。体の使い方が悪くて痛んだ場合です。この時は人迎脈が寸口脈に比べて強くなります。
腑の病気の中に風邪がありますが、鼻風邪は胃腑と大腸腑の弱りであり、咳風邪は三焦腑と胆嚢腑の弱りから来ており、節々が痛くなる風邪は小腸腑と膀胱腑から来ております。
体の歪みをとるために頑張った後に風邪をひきます。体の歪みをとれる力を持った人は風邪を引くのです。施術後に風邪を引くのは一つの体の反応です。
風邪はストレスです。
体の陽経絡に発生する筋肉の硬結はストレス絡みの痛みともいえます。
上下右左の脈を調べて一番大きい脈が病気の脈です。そしてその脈にも、形があります。弦脈 毛脈 ‥‥など
上下右左がバランスがいいかチエックしてみてください。