右手と共に

右手の役割を広範囲にわたりお伝えしたいと思っています。

息を止めて力を出す人 吸って力を出す人

息を吸って力を出していると腹筋が硬くなる。


そうなると首が右に回らなくなる


それは、息を吸えなくなるためです。


動きの間に間が無くなり腰が据わらなくなります。


重い物を動かす仕事をしている人で吸気にて力を出す人の特徴はへっぴり腰になります。


胡坐ができないのです。


左脚の屈筋の緊張が特徴であり、右手、左脚の使い方の間違いでそうなるのですが、そのような時は普通、顔は左に回らないのですが、右に回らない人がいます。その人の特徴は間がないのでお腹が硬いのです。


間、しっかりとした吸気がないのです。


つまりリラックスしていないのです。


このような時の腹部の硬結は左手を中心に施術をしてみるといいのですが、特に左陽池がとてもあっています。


ここを腕が縮むように牽引してあげると間がとれて吸気が楽になります。お試しください。

パーキンソン病とリハビリ

歩くことがままならない。
大変つらい病気です。


主人のリハビリを頼みたいと連絡があり、どうしたものかと考え指導しました。


寝ながらの運動、
右脚の屈伸を助けて、力を出すときの足の動きを指導
左脚の屈伸を助けて、力を出すときの足の動きを指導
右左では動きが違います。


次に負荷を掛けながら右足の動き
  負荷を掛けながら左脚の動きをご本人にやって頂きました。


負荷をかけた右手の運動
負荷をかけて左手の運動
右左で運動は異なります。


吸気にての立ち上がりの指導
呼気にての立ち上がりの指導


補助しながら歩きの練習
指導は吐くときの形にのみ意識して歩いていただく。


リズムがあった時、歩幅が広くすたすたとあるける。


まとめると
力を出すときの手足の動きは右左により形が違います。
力を出すときは呼気のときです。
これを意識した動きを寝ながら運動、立ち上がりの運動、歩きの運動と指導しました。
一時間ほどの指導ですが大変な変化です。
息と運動の法則を通してのリハビリです。

立ち上がる時の重心変化

しゃがんで立ち上がる時、呼吸の仕方によって、重心の位置が変化します。


何故そうなるのか?


呼気と吸気では違うのです。


それは、人体の動きは息ととても関係があるからです。


呼気、吸気により、中心の回旋する方向が変化するからです。これはとても面白いことです。そしてとても大切なことです。


何故なら、中心の動きに同調した方が楽だからです。


以前、目を閉じて目玉を右に左に向けて息の状態を説明しましたが、意識するということは呼吸ととても関係があります。


体を動かすときにどこを意識するのか?


どのようなイメージを持つかという事は動きにおいて大きな変化をもたらします。

寝てから立ち上がるとき痛む腰

仰臥位から立ち上がるとき、最大の力をだします。
右回りに立ち上がるのか?
左回りに立ち上がるのか?


これは体の癖だと思います。


この時、左回りに立ち上がるときは呼気がよく、左回りに立ち上がる時は吸気にて立ち上がると痛みが軽減します。


お試しください。


しゃがんでから立ち上がる時も息の仕方により、重心はことなります。


よく観察してみてください。

股関節変形症の特徴と原因を探る

胸部の特徴
胸を開くに対して胸を張るといいますが張った胸が特徴であります。横隔膜を探ると必ず短縮している。特に肝臓側にその傾向が強くでます。右は内肋間筋・外肋間筋ともに短縮しており、左は外肋間筋が短縮している。


横隔膜が短縮した状態では足を挙げる力は発生しません。上がらないので波打つ歩き歩きをするのです。


原因は
右手の使い方の間違いから来ています。右手のみを単独で使ったためです。部分で力を出そうとすれば吸気にて行いやすいのです。そこには臀部の回転は起こりません。


ですから、右手の正しい使いか方をマスターする必要があります。


腰部の特徴
一言でいうとへっぴり腰です。起立筋が緊張しすぎています。腰にアーチができずに腰が真っ直ぐに起き上がっているのです。


原因
腰を固めて力を出したからです。腹直筋を中心として腰を固めてしまったのです。


原因
波打つ歩きをする時に変形した足を挙げたいので腹直筋を使うのです。大腰筋の代わりに腹直筋を使うのです。大変変形した方達の特徴です。このような方は随分以前からこのような特徴のある歩きが習慣化しています。



わるくなった股関節の反対側の腕の動きを修正して歩きを勉強する必要があります。それと右手の使い方の勉強です。


施術に於いても運動に於いても錐体外路系を通して改善していくこととが重要と考えます。そしてその動きを無意識の動きまで反復練習することが必要と考えます。痛みとは違和感は施術を通して直に改善・消失しますが動きの道理を理解しマスターしなければ、また痛みが出て来ます。


臀部と脚の特徴
臀部に於いては仙骨部の多裂筋・起立筋
大腿に於いては外旋筋群が
下腿に於いては腓骨筋が動いていないのが特徴です。


原因は足の反しが行われず力を出したからです。歩くときに狂ったのではなく、腕を使うときに狂ったのです。つまり右手利き腕の使い方の間違いにより起こったのです。


腹部の特徴
胃 小腸 大腸 全て腑になります。これも皮膚と同じ外側の臓器です。力を出すときに人は腸を捻じっていることを感じております。それぞれの募穴に硬さがあるのです。腕に於いて一番疲労するところはどこでしょうか?その筋肉は腕橈骨筋です。それで大腸の曲池が胃の三里と同じように緊張するのです。体の歪みを整えるのによいツボです。


お腹を固めずに力を出さなくてはいけません。呼気にて力をだせばお腹は固めません。腸はねじれません。


股関節変形症で悩んでおられる方は
手術以外にないのか?何が原因であり、どうすれば解決するのか。根治の道を探しておられることと思います。


もっと深く知りたいこと、質問などあればメールしてください。股関節のみならず、五十肩、膝関節の痛みなど原因が必ずあります。原因が分かってこそ改善ができるのです。メールはninjincrabu@kjb.biglobe.ne.jpとなります。