右手と共に

右手の役割を広範囲にわたりお伝えしたいと思っています。

コレステロールと筋肉



過去にあったコレステロールがらみの症状紹介


その一
主人が食事を摂るのに一時間かかります。指がゆっくりとしか動かず一時間もかかるのです。
何とかしてあげたい。


私:病院に行ったのですか?


リウマチかと思い検査をしたのですが、それではないといわれました。


飲んでいる薬・食事・生活環境色々お聞きしました。
分かった事実
 75歳から仕事をしなくなったので、主人の健康を第一に考えコレステロールのある食品極力ださなくなった。
 仕事をしていたときは、卵を出していたが、それをやめている。
コレステロールの薬を飲んでいる。


私:コレステロールが少なすぎて筋肉を動かすエネルギーが作れなのが原因とおもいます。


その方は薬をやめることはされませんでした。が、食事は改善されました。ユビキノンが入ったサプリを飲まれました。


今は普通の動きです。


その二
 コレステロールが少し高いため薬を飲み始めた人の話し。


飲み始めて心臓が締め付けられ、慌てて水を飲んだことが二回あります。それで病院の先生に相談したのですが、副作用ではないといわれました。


私:コレステロールを抑える薬は肝臓の酵素の働きを阻害するためにATPというエネルギーを作ることができなくなります。それで、筋肉の塊である心臓のエネルギーが不足する事により心臓に症状がでたのではないでしょうか?


 飲み始めてから出た症状です。絶対副作用と思っています。



その三
 心臓病の為に薬を飲んでいる人の話し。


以前、足の太ももに力が入らず、様々なサプリを試したが一向に改善せず、それで、飲んでいる薬の副作用ではないかと考え薬剤師に相談したんですよ。


それで、コレステロールの薬をやめたんです。
次の日の朝には太ももに力が入りました。
あっという間に改善しました。


私:よく自分で原因を見つけましたね。素晴らし体験談ですね。


他にも多くのコレステロールがらみの話しがあります。
副作用が薬はあります。


コレステロールは悪くないのです。
コレステロールはホルモンの前駆体
コレステロールは血管の原料
コレステロールは抗炎症作用がある
コレステロールは胆汁の原料
胆汁は腸内の殺菌をする。・・・盲腸にならない
胆汁は便を固める働きをする
胆汁は小腸から吸収され全身の細胞を鼓舞する
胆汁は関節の循環材となる
胆汁が胃に逆流するとピロリ菌を殺菌する。


長生きをした女性はとてもコレステロールが高い・・・・








D.ブラウンスタイン博士(医学博士)のやさしいホリステイック講座より引用参考に      資料コレ①
医療における最大の嘘=コレステロールが心臓病の誘因
医療における最大の嘘と欺瞞
 アメリカで最も多い死亡原因はコレステロールから来る心臓病である、という考え方があります。私は、これは誤った仮説の段階であり“欺瞞:高コレステロール=心臓病”と呼びたいと思います。なぜこの考え方が本質的に間違っているのか。それを紐解くためには、まずこの考え方が生まれた頃まで遡り、それから今日の研究を理解していきましょう。
最初に心臓病が発達する複雑な経緯を説明します。心臓病は実に多くの原因があり、高コレステロールが主な原因とは限りません。これから述べる説明で“高コレステロール=心臓病”が根本的に間違っていることがお分かり頂けるかと思います。そして次に心臓病は高コレステロールよりは栄養不足やホルモンバランスの崩れによって引き起こされた病気であることをお話していきます。ホルモンの均衡を正せば、心臓の傷や動脈の壁の炎症は治ります。
“高コレステロール=心臓病”は20世紀初頭に誕生しました。研究者達がウサギにコレステロールが多い食べ物を与えたところ、アテローム性動脈硬化の症状が現われたのです。アテローム性動脈硬化症とは、脂肪質が原因となって動脈壁の内層に隆起(プラーク)が発生する状態をいいます。プラークが肥大化して動脈が詰まり、心臓発作につながります。アテローム性動脈硬化症にかかったウサギに話を戻しましょう。このウサギたちの中で発達した動脈硬化症は、人間が患うアテローム性動脈硬化症に似ていました。(ウサギは心臓病には罹りませんでしたが)同時に、ある一人の研究者Anitschkovは、脂質(コレステロール等)が体内に浸透してアテローム性の動脈硬化になると考えました。彼は脂質は傷によって炎症を起こした動脈にまで侵入すると考えました。炎症が起こると、体は脂肪を吸収・蓄積して吸収・蓄積して傷を治そうとつとめるのです。事実、動脈はつねったり、また、血圧を上げたり、有毒物を注射したりしても傷つきます。栄養素が十分動脈に行き渡らないと傷の回復につながらず、アテローム性動脈硬化症がすすむ原因になります。
“仮説の高コレステロール=心臓病”はAncel Keys博士の研究によってさらに勢いを増しました。1960年代前半、Keys博士は雑誌タイム誌の表紙を飾りました。その雑誌の中で、彼は七ヶ国を対象に行なった自身の研究について語っています。それは、脂肪から摂取するカロリーの割合と心臓病の関連性を論じた内容です。すなわち、Keys博士は、脂肪(コレステロールなど)の多い食事を摂る国では心臓病が原因で死亡する確立が高いと主張したのです。当時博士は、説得力のある主張を展開し、コレステロール=心臓病という今日の概念を打ち立ててしまったのです。では現代はどうでしょう。現代社会にいきる私たちは、薬にお金を費やしてコレステロールを下げようとしています。
 コレステロールが心臓病を誘発する、というのは事実なのでしょうか。コレステロールは絶対にさけるべきなのでしょうか。このヘルスレターで、徐々に答えをだしていきたいと思います。
 56歳のリンは10年間も疲労に悩まされていました。“歳をとった気分です。朝起きてから寝るまでいつも疲れています”と彼女は語りました彼女はいろいろな医者に診察してもらいました。結果、様々な抗うつ剤を処方されましたが、どれも効果はありませんでした。“わたしはうつ病ではなく疲れていただけです。いろんな検査をした結果、全て正常だと言われたけれど、正常な気分ではありません。最後に診てくれた医者には、年齢のせいなので、慣れるしかないとまで言われました。私は家に帰ってから泣きました。”とリンは話してくれました。私が彼女を診察した時も、疲労が現れていました。彼女の筋肉は衰えていて筋肉痛がするので運動はしないと本人も言っていました。彼女は心臓病の家系のため、リピトールを服用していました。始めに血液検査をすると、コレステロール値は125㎎/dlでした。私は結果をすぐに彼女に連絡をし、コレステロール値が低すぎるのでリピトールは止めるように言いました。それだけでなくCoQ10を毎日300㎎ずつ摂取するように指示しました。(理由は後述します)
また、食事に取り入れるタンパク質=オーガニックの肉類、卵や魚を増やすように言いました。6週間後に再び診察をしたところ、リンの様子は大分良くなっていました。“目の前の霧が晴れたようでした。リピトールを止めて食事に気をつけるようになってから、二週間後に調子が良くなり始め、今では何の問題もありません。死ぬなんて事は考えません。生きることを考えています”と放してくれました。
コレステロールとは?そしてその利点とは?
 メディア情報によると、大手製薬会社や伝統的な医療機関では、コレステロールは動脈を詰まらせ、私たちを死に至らせる恐ろしい物質だといわれています。こういった主張を唱える人達は、コレステロールは出来る限り低く抑えなければいけないのだ、と私たちを信じ込ませようとして値の高くない健康な人でさえ、一生涯薬を服用してコレステロールの値を下げるべきだと錯覚させます。“仮説:高コレステロール心臓病”とそれを取り巻く研究環境を考えて見ましょう。その上で、コレステロールは体に毒か否か、ご自身で判断して下さい。
ジュピター研究について
 ジュピター研究が注目を浴びるようになったのは最近のことです。これは心臓病を患った事がない人に対してコレステロール値を下げる薬の使用を推奨する研究です。スタチン剤のクレストールを心臓病患者の病歴がないが、コレステロール値の高い人に服用したところ心臓病発作を起こす相対リスクが50%軽減されたとの報告がされています。絶対リスクで比較する場合には、より細かい数字でなければなりません。つまり、この研究における絶対リスクは0.41%でした。(注)相対リスクで算出すると効果のある数字がはじき出される)
 言い換えると、244人の人間が2年近く(ジュピター研究が実施された期間)クレストールを服用し続けなければ、ほんの一回の心臓発作も防ぐことはできなであろう、という結果になったわけです。研究機関中、1.9年もの間244人に投薬し続けるために必要な費用は$696.812.76(約7千万円)です。ばかげていると思いませんか。皆さんはどう思いますか。ジュピター研究に関連してもう一点。この研究に資金を提供していたのは薬のクレストールのメーカーです。大手の薬品メーカーが独自の薬を用いた研究の費用を負担している場合、その研究結果を鵜呑みにせずに良く考えてみると良いでしょう。
鬱血性心不全の患者さんについて(様々な原因で心臓のポンプの働きが損なわれた状態)
 うっ血性心不全の患者さんは恐るべきペースで増え続けています。毎年50万人以上が新たに同病と診断され、うち75%が75歳以上の患者さんです。心不全は、メディケア(高齢者向け医療制度)で入院中の患者さんに最もよく見られる症状です。驚く程の速さで患者さんが増えるという事情は、高齢者の数が増えているという事情だけでは説明できません。心臓専門医は心臓に疾患(うっ血性心不全を含む)のある患者さんのほとんど全員に、直ちにスタチン系の薬を処方します。なぜうっ血性心不全の患者がここまで増えているのでしょうか。
 私は、同患者がこれ程に増加している主な理由は、スタチン剤が必要以上に治療に用いられているからだと確信をもっています。スタチン剤は、HMG CoA還元酵素を阻害します。長い間酵素の働きを阻むことは体に決して良くないと、自身を持っていえます。敢えて健康を害そうとしているようなものです。HMG CoA還元酵素は、コレステロールを合成する上で重要な役目を果たしています。また、CoQ10のようなビタミン物質にかかせません。
 CoQ10は体内の細胞全てに含まれていますが、特に筋肉細胞、その中でも心臓に集中しています。
CoQ10は、肉や魚を中心とした食物に入っています。また、パワーハウス細胞であるミトコンドリアがエネルギーを作り出すためにも、必要な物質です。
 CoQ10が減少すると体内のあらゆる細胞の機能が衰え、エネルギーが作り出されにくくなってしまいます。スタチン剤の服用はコレステロール値を下げるだけでなく、CoQ10の生成も妨げ、結果その値も落ち込んでしまいます。スタチン剤は必ずCoQ10不足を引き起こします。最もよく見られるスタチン剤の副作用は何だと思いますか。それは筋肉痛や筋肉の機能低下です。
《どれくらいが妥当な値なのか》
 次に、なぜコレステロールが死亡や病気の危険性を高めるかについてお話します。低コレステロール値と死亡率の関連性について、また、コレステロールの最大の利点に関してもお話します。
うっ血性心不全に関する最近の研究
 これまでの医者は、高コレステロール血症がうっ血性心不全を引き起こす要因であると考えてきました。事実。米国心臓教会のウエブサイトには、“血中コレステロール値が高いことは非常に危険で、心臓病の原因となる可能性が高い。”と述べられれいます。同ウエブサイトでは、食品の多くに含まれる脂肪酸の摂取を抑えるようにと、丸々一ページを使って主張していますが、こういった誤解の元となる助言には耳を傾けないで下さい。
 ある研究によると、総コレステロール(LDL、高トリグリセリド、HDL)の値が高く(“高いの”意味を正しく理解してください。)なると、慢性の心臓疾患の症状に改善がみられることが明らかになっています。
 最近の研究では、心臓病の入院患者の検査結果とそのコレステロール値を見ています。コレステロールが低い患者(<118㎎/dl未満)と高い患者(>180㎎/dl以上)が入院中に死亡する確率を比較すると、前者は250%も高いことがわかりました。
 さらに、総コレステロールが10mg/dl上がる度に、入院中に死亡する確率は4%下がることも確認されています。こういった研究結果が大きく取上げられないのはなぜでしょう。
低コレステロール=高死亡率
 コレステロールの値が下がると逆効果が生まれるのはうっ血性心疾患だけではありません。高齢者の間では、コレステロール値が低いと死亡率が高まる、ということは多くの研究結果が示しています。コレステロール値が155㎎/dl以下の高齢者の女性は、その値が272mg/dl以上ある女性と比較した場合、死亡率が52倍にのぼることがわかっています。実際、女性では年齢を問わず、また55歳以下の男性では、総コレステロールの人の方が低い人より死亡率が低いことがわかっています。
フラミンガム研究
 最も長きに渡って行なわれている調査研究、フラミンガム研究によると、30年間にも及ぶ追跡体験の結果、50歳以上でコレステロール値の高い調査対象者の死亡率が全体的に高いという事実は認められなかったということです。それだけでなく、コレステロール値が1㎎/dl低下すると、心血管系の死亡率が14%上がることも同様の研究からわかっています。ここでまた、なぜこういった研究結果は世間に広まらないのかという疑問が湧きます。
 私の経験から明らかになっていることがあります。それは、コレステロールが最低値である150mg/dl以下の人は、病気を問わず、治療が最も難しい患者さんたちです。低いコレステロールを放置したまま病気を問わず、治療が最も難しい患者さんたちです。低いコレステロール値を放置したまま病気を治す、その上最適な健康状態を実現するというのは非常に困難です。私は、患者さんに対してコレステロール値を上げるように積極的に働きかけます。
心臓発作を起こす人は全てコレステロール値が高いのでしょうか
 仮に、コレステロール=心臓疾患という説が正しいとしたら、心臓発作を経験した人は全員が少なくとも大多数の人がコレステロールの値が高いはずです。しかし、心臓発作を起こした人の約50%はコレステロール値が200㎎/dl、未満でした。つまり、高コレステロール=心臓病という仮説は半数の人にはあてはまらないことになります。これは、この仮説がいかに間違っているかを示す良い一例です。
コレステロール値を抑制する治療について~ガンとの関係
 コレステロールの値を下げるような治療は、例外なくガンの罹患率をたかめる結果につながっています。ガンの発症率が増えているのは、間違いなくスタチン系の薬剤の普及が原因です。ガンだけでなく、今後、うっ血性心不全、パーキンソン病、アルツハイマーやその他神経系の疾患患者の数は増え続けるでしょう。大抵の場合、慢性疾患に苦しむ患者は適度なコレステロールを体内に維持する必要があります。
 コレステロール抑制剤を必要とする人はいるのでしょうか。その答えは、はっきりと“ノー”と言えると思います。我らの創造主は、HMG CoA還元酵素のような酵素、わざわざコレステロール低原薬を使って長期間抑制しなければならないような酵素を私たちの体内にはお作りになっていません。
 この点について、私は拙著で何度も繰り返し主張しています。“長い間”体にとって不可欠な酵素を痛めつけておりながら、健康になりたいなんて無理な話です。
 コレステロールの値を下げる薬が長生きに貢献する、といった事実は証明されていません。それどころか本稿で説明してきたように、低コレステロールと死亡率の上昇及び慢性病の増加には関連性があると、感じている研究者は数多くいます。
 この大切な点については、詳しくは拙著(効かなく薬と効く自然療法)で取上げています。
 これから後半では、コレステロールの健康的な値とその維持方法についてお話します。
適切なコレステロールの値とは
 従来の医療では、コレステロール値は低ければ低いほど良い、とされてきました。皆さんもそう信じてきたと思います。私の患者さんで、心臓病からコレステロール値は100㎎/dl以下に、LDLコレステロール値は70㎎/dl以下に抑えるように言われてきた人がいます。私に言わせれば、わざわざ病気を引き起こそうとしているようなものです。そのような指示を受けてきた患者さんの症状は最悪で、ガン等のより深刻な病気に罹る可能性も高いのです。コレステロール値の低い(<150㎎/dl未満)患者さんは自分で解毒できないのです。
 私が医学生だった頃、正常なコレステロール値は250と教えられました。それから、250以下が正しいとされ、今日では総コレステロール値は200以下が望ましいとされています。誰しもがコレステロール値を下げる治療を受けるべきだ、と信じこまされているのです。これは全くの間違いだと思います。
 上記のジュピター研究に触れて、私はこの研究が製薬会社の資金で研究されていた経過については問題であると述べました。
コレステロールにも個性がある
 私たち一人一人は生化学的にユニークで、コレステロール値が高い人もいれば、そうでもない人もいます。一つのコレステロール値を用いて健康状態を測る、あるいはわざわざ体に毒な薬(スタチン系の薬剤)を投与する根拠に使うのは正しくないと思います。スタチン系の薬が長生きに貢献するという証左はどこにもありません。
 自分にとって適切なコレステロール値は高すぎる?それとも低過ぎる?と考えてみてください。私は、コレステロール値は200~275㎎/dlの範囲だけれども、健康な患者さんを数多く見てきました。コレステロールは私たちの体内で、ホルモンの前駆体としての重要な役目を果たしてくれています。それだけでなく、抗炎症作用があり、体内の細胞が正常に機能するためには不可欠な物質なのです。
 コレステロールの値が上昇した場合、その原因を突き止める必要があります。コレステロール値の上昇は副次的な症状で、大きな問題ではありません。それは警告なのです。コレステロール値を薬で抑制することは、つまり車のダッシュボードで点滅する警告ランプのヒューズを抜くようなものです。そうではなく、なぜランプが警告を発しているのか、車のどこに問題があるのかを探らなければなりません。
値が高くなる原因にあたる
 コレステロールは体内で抗炎症の役割をもっています。この場合、炎症の原因を調べる必要があります。コレステロールはまた、解毒剤の役目もはたします。体内に有毒な物質がたまってコレステロール値が上がる場合場合も考えられます。水銀、ヒ素、や臭素のような有毒な物質が蓄積されてコレステロールの値が高くなった患者さんの例をいくつも見てきました。こういった有害物質を減らせば、コレステロールの値も自然にさがります。
私は患者さんに、コレステロールは体質の一種と考えるようにアドバイスをしています。有害物質(水銀など)が体に溜まった人は、解毒を必要としない患者さんと比べコレステロールが高くなります。一般的に、コレステロールの健康的な値は175~275位です。
コレステロールが心臓病の主原因でないとしたら、では一体何が心臓病を引き起こすのでしょうか。私は、栄養やホルモンの均衡が崩れて心臓病に繫がると考えています。この点に関しては今後、触れていく機会を作ることにします。
HMG-CoA還元酵素阻害薬(スタチン系薬剤).
●主な商品名(一般名) リピトール錠5・10mg(アトルバスタチンカルシウム) リポバス錠5mg(シンバスタチン) メバロチン錠5・10mg(プロバスタチンナトリウム)
ローコールカプセル10・20・30mg(フルバスタチンナトリウム  リポバス(Zocor)セルタ(武田)、Baycol リバロ (Pravachol)クレストール メバコール アトルバスタチン シンバスタチン セリバスタチン ピタバスタチン プラバスタチン フルバスタチン メバスタチン ロバスタチン
この薬による副作用
横紋筋融解症が発生した場合、骨格筋が壊死を起こし筋細胞中の成分が血液中に浸出し、筋肉が障害されて筋肉痛や脱力感等の症状があらわれ、次第に疼痛や麻痺・筋力減退・赤褐色尿などの症状が発現する。特に運動したわけでもないのに、手足の筋肉痛やしびれがある、オシッコの色が濃く(赤褐色)なった。こんな症状がでたら、必ず主治医に相談してみましょう。この薬で、手足の筋肉が痛めつけられている可能性があります
腎臓が悪い人がのんだり、フィブラート系薬剤といっしょにのむと、筋肉が萎縮(いしゅく)する「横紋筋融解症」を発症する場合があります。
特に、腎臓の悪い人やお年寄り、子どもなどの腎臓の予備能力の低い人は要注意です。
原因不明の筋肉痛や肩こりが現れてきたら、服薬を中止し、早急に医師に相談してください。
フィブラート系薬剤を併用する場合、服薬時間をずらせば、副作用が少なくできます。
横紋筋融解症では、CPK(クレアチニン・フォスフォキナーゼ)という酵素の量が増えるので、定期検査の際には、この値をチェックします。ただ、CPKは運動後にも高くなります。
(2)発症のメカニズム
 HMG-CoA 還元酵素阻害剤の横紋筋融解症発症のメカニズムは、現在、確定していないが次のように考えられている。
①筋細胞中のユビキノンの減少:
HMG-CoA 還元酵素阻害剤による横紋筋融解症の主な発症理由は、筋細胞中のユビキノン(コエンザイムQ)の減少に由来すると考えられている。
ユビキノン(ノイキノン) は、1957年にウシの心筋 から結晶分離された脂溶性物質である。虚血心筋での酸素利用効率の改善、心筋 ミトコンドリアのATP合成賦活作用などが認められている。
ユビキノンはアセチル-CoAから合成され、HMG-CoA 、メバロン酸を経てファルネシルピロリン酸が形成されるまではコレステロ-ルと同じ合成経路を辿るので、HMG-CoA還元酵素阻害剤によってメバロン酸の合成が阻害されると、ユビキノンの合成も低下する。ユビキノンの減少はミトコンドリアの機能異常を引き起こし、筋細胞の変性、壊死をもたらす。
②イオンの膜透過性の障害:
横紋筋融解症の発症のメカニズムとして、筋肉の膜の機能障害が考えられる。高脂血症治療剤の使用により、膜や筋肉そのもののコレステロ-ル含量の減少が起こり、ユビキノン、ドリコ-ルなどの低下が存在し、Na+、Ca2+ または一部で はCl- などの透過性に障害が起こるためと考えられている。
③他剤との相互作用による血中濃度の上昇:
HMG-CoA 還元酵素阻害剤などの筋毒性は、用量依存性であるとされるので、投与量の多い場合には注意されるが、他剤との相互作用によって、CYP-3A4 などの酵素阻害によって、血中濃度の上昇に由来する発症も注目されている。
フィブラート系薬剤
●中性脂肪を下げるのに威力を発揮する
フィブラート系薬剤は、肝臓でコレステロールや中性脂肪が合成されるのを抑制したり、LDLが肝臓に取り込まれるのを促進して、血液中のコレスロールや中性脂肪を減らします。
最近では、脂肪酸の分解にかかわったり、中性脂肪を分解する酵素の働きを高める作用もあることがわかってきました。


フィブラート系薬剤は、総コレステロール値と中性脂肪値の両方を下げますが、特に中性脂肪値を下げる効果に優れているのが特徴です。
中性脂肪値は20~40%も下げ、総コレステロール値を、10~20%程度低下させると考えられています。
また、フィブラート系薬剤には、HDL値を上げる効果もあります。


フィブラート系薬剤は、中性脂肪の多いタイプの高脂血症に用いられますが、コレステロールと中性脂肪の両方が多い場合には、HMG-CoA還元酵素阻害薬と服用することがあります。
●主な商品名(一般名)
ベザトールSR錠100・200mg(ベザフィブラート)
リポクリン錠200mg・細粒40%(クリノフィブラート)
アルフィブレートカプセル250mg・細粒50%
(クロフィブラートアルミニウム)
リパンチルカプセル100・150mg(フェノフィブラート)
コレナールカプセル250mg(クロフィブラート)

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