右手と共に

右手の役割を広範囲にわたりお伝えしたいと思っています。

呼吸こそ医学の根源

呼吸には外呼吸と内呼吸があります。
心肺を使い、血液に酸素を摂り入れ、炭酸ガスを排出するこが外呼吸であり、
血液の酸素を細胞に摂り入れ、炭酸ガスを血液に排出するのが内呼吸です。
全ての健康の鍵はこの呼吸にあるのです。
自然治癒力の根源 血液浄化の根源が呼吸です。
東西の医学の根源は呼吸により始まっています。
血液浄化の本質がこの呼吸にあります。
心肺の機能により、老廃物を含む静脈の血液(PHは7.2~7.3)ガス交換をおこなうことにより浄化され、動脈に流れ込みます。この時のPHは7.3~7.5とアルカリに傾きます。肺末端の肺胞(直径1~0.2ミリ)内側の呼吸上皮毛細血管にて行われる二酸化炭素と酸素のガス交換がその原理です。空気中から4%との酸素を吸収し4%の炭酸ガスを排出します。


肺胞の総面積は100㎡、その数は3~5億といわれています。
この肺胞に陰圧(真空)を与えるのが横隔膜による呼吸となります。この陰圧がなければ正しくガス交換が行われません。正しく横隔膜が縮まなければ陰圧が生まれません。


バズーカ砲を打つと弾頭がとぶ反対側では陰圧が発生し物凄い風が体を叩きます。これが陰圧です。それで後方からたたかれるのです。それは痛いのです。
この陰圧があって始めてガス交換が行われます。
外呼吸には陰圧が必要です。


一方、内呼吸では血流が必要となります。
血液に取り入れた酸素はグローミュー(動静脈吻合枝)と毛細血管の働きにより流れ細胞膜を介してガス交換をおこないます。これを内呼吸といいます。


外呼吸である呼吸は内呼吸の為にあります。毛細血管の7割以上は足にありますから血流の促進は如何に足を動かすかということになります。


呼吸は外呼吸の中心は横膈膜であり、内呼吸の中心は脚運びになります。運動という観点から見るとそうなります。
運動療法の本質はここに帰結するといえます。
脚の運びが悪ければ血流が阻害されます。足に毛細血管は7割以上ありますからとてもこれは問題になります。
手足の動きは内呼吸の為にあります。
このために全ての筋肉は呼気・吸気と関わります。動きに全て息があるのです。
左右では呼気と吸気に関する動きは違います。ある法則性があるのです。同じ体操をしてもダメです。
体が呼気に歪んでいる人は吸気の動きをたくさんして改善します。
反対に吸気の形に歪んでいる人は呼気の動きをたくさんして改善します。
その運動は『動きの中にある息の法則』を用いて行うのです。

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