『動きの中にある息の法則』
動きの中にある息の法則
これは新しい運動医学です。
ある形に体を動かすとします。その動きの中には明確に吸気と呼気があります。
無意識にある形に動かすと必ず、呼気と吸気に分かれます。
ある運動疾患をもっている方は、この無意識の息とは逆さまの息になっています。
呼気が吸気になっていたり、吸気が呼気になっているのです。
この息の問題を解決するとその症状は消失します。
驚くべき事実です。全ての運動疾患に応用できます。
スポーツにおいても応用できます。
リハビリにおいても応用できます。
柔軟体操に於いても応用できます。
ある形に向かうその動きに明確な動かし方の法則があり、それは息と必ず連動しています。
そして面白いことにそれは左右非対称な息の関係になっているのです。
なんということでしょうか?
右手と左手の同じ動きに於いてもその中にある息は逆さまになっているのです。
そこには中心の回旋に対する合目的的な関係があるために必然的にそうなるのです。
中心軸に対してその回旋を操作しているのは腕の形です。
この時の横軸はこの回旋と反対の動きになります。
そして腰椎の動きは五つの指との明確な関係性があります。
左右の足は中心軸の回旋に対して反対に動きます。
歴然と存在する法則性を見た時に、動きの設計図があり、人は創造されていることを私は再び知ります。
何故なのでしょうか?
人体構造は科学です。
そして明確な設計図が機能美があります。
そして安定した力があります。
外的構造の中に内的な理由を探します。
人に込められたメッセージを感じ取ります。
力の出し方に内的な意味があるのです。
この意味までも感じ動かすときに本然の動きを
知ることができます。